こんにちは、定職就かずのお気楽旅人、チェルです!
バックパッカーとして世界中を一人旅してきた筆者が、リアルな旅の体験や、これから旅する方に役立つ情報をシェアしています。
「海外旅行って実際いくらかかるの?」
「できるだけ費用を抑えたいな……」
「実際に行った人の意見を聞きたい!」
こんな悩みや、疑問を持つ方も多いと思いのではないでしょうか。
そこで今回は、初めて海外旅行に行く方にも分かりやすく、海外旅行の予算について解説していきます。
費用を抑えたいと考えている方に向けて、私が実際におこなっている節約術もご紹介します!
家族や恋人、友達から「行って良かった!」と思ってもらえるような、実りある旅行にしましょう!
▼初心者講座①はこちら
海外旅行にかかる費用の内訳は?
まず海外旅行に行く際、どんな費用がかかるのかを確認しておきましょう。
主な費用の内訳は以下の通りです。
- 航空券
- 宿泊費
- 食事代
- 交通費(バス、電車、タクシーなど)
- 観光費用(入場料、アクティビティ代など)
- お土産代
- 海外用SIMカード・Wi-Fi代
- ビザ取得費(必要な場合)
- 海外旅行傷害保険
- パスポート費用(新規発行・更新の場合)
海外旅行の予算を決める際は、旅の目的やスケジュールにあわせて費用を配分することが大切です。
たとえば、観光重視なら観光費用を多めに、グルメ旅なら食事代を多めに見積もります。
また海外旅行に行く際は、不測の事態に備えて予算は余裕をもって計画するのも重要。
予定の1.2〜1.5倍を目安に準備すると安心です!
▼旅の目的が決まってない方はこちらもチェック
海外旅行にかかる費用の相場はいくら?
海外旅行に必要な予算は、目的地や旅行の時期、滞在期間、旅のスタイルなどによって大きく異なります。
また、日本からの目的地の距離や物価によっても、当然かかってくる料金には差が出ます。
さらに、行く時期によっても料金は大きく変動します。
夏休みや年末年始といった時期は、比較的長期休みになる人が多いため、航空券やホテルの価格が上がりやすいです。
費用を抑えたい方は、航空券や宿を予約をする際の時期やグレードに気をつけましょう!
現地の閑散期(オフシーズン)や、平日を狙って旅行すると費用が抑えられます!
とは言ってもイメージが付きにくいと思うので、主要地域への滞在にかかる費用の目安を具体的に紹介します。
【約1週間の滞在】主要国へ旅行した際の費用
約1週間の滞在を想定した一人あたりの目安金額です。
それぞれの内訳は、以下の通りです。
地域 | 航空券 | 宿泊費 | 食費 | 移動費 |
---|---|---|---|---|
東南アジア | 2~15万円 | 3~5万円 | 5~7万円 | 1~3万円 |
ヨーロッパ | 10~30万円 | 5~10万円 | 5~10万円 | 2~5万円 |
北アメリカ | 15~35万円 | 5~8万円 | 5~8万円 | 2~4万円 |
【約2週間の滞在】主要国へ旅行した際の費用
約2週間の滞在を想定した一人あたりの目安金額です。
それぞれの内訳は、以下の通りです。
地域 | 航空券 | 宿泊費 | 食費 | 移動費 |
---|---|---|---|---|
東南アジア | 2~15万円 | 6~10万円 | 10~14万円 | 2~6万円 |
ヨーロッパ | 10~30万円 | 12~25万円 | 11~20万円 | 5~10万円 |
北アメリカ | 15~35万円 | 12~23万円 | 11~18万円 | 5~9万円 |
東南アジアは、比較的日本から近く、物価が安いため、低予算で旅行できます。
一方でヨーロッパや北アメリカは、日本からの距離が遠く、物価が高い傾向にあるため、アジアに比べると費用がかかってしまう傾向にあります。
航空券代+宿代の相場は? ハイシーズンとオフシーズンの違い
【往復航空券】各国の目安金額
航空券は航空会社や目的地、購入日、予約状況などによって大きく価格が変動します。
目安の金額として、参考にしてください。
【宿代】1泊の目安金額
宿代は地域や都市、宿のグレード、時期、予約の状況、部屋のタイプによって大きく変動します。
こちらの価格も、目安として参考にしてください。
海外旅行の費用を抑えるコツ5選
ここでは、私が実際に活用している海外旅行で節約する方法を5つご紹介します。
上手に活用すれば、海外旅行費を賢く抑えられます。
- 早めに航空券と宿の予約をとる
- 航空券は乗継便を購入する
- 宿のグレードを考える
- 現地のスーパーを活用する
- 乗り放題の公共交通機関を使う
一つ一つ説明していきます。
早めに航空券と宿の予約をとる
一般的に航空券や、宿を早めに予約すると「早割」が適用されることが多いです。
そのため、国内航空券は1〜3ヶ月前、国際航空券ならば2〜6ヶ月前に購入しておきましょう。
また、航空会社や宿泊施設によっては90日前・60日前・45日前など、さまざまな機関での早割プランもあります。
適当に予約するのはもったいないので、お得に予約しましょう。
航空券比較予約サイト・スカイスキャナーにて、記事執筆時点(2024年12月)での東京発バンコク行きの料金を調べてみました。
直前である12月1日の予約は31,800円~と30,000円を超える料金となっています。
しかし、3月の予約では17,000円台まで料金が落ちることがわかります。
海外旅行は国内旅行に比べて費用が高くなりやすいため、数%の割り引きでも費用が抑えられます。
費用を抑えたい方は、早めに旅行の計画を立てることがおすすめ!
航空券は乗継便を購入する
航空券には、主に2種類あります。
- 直行便
→「飛行機に慣れていない方」「大手旅行会社の質の良いサービスで安心して楽しみたい方」におすすめ - 乗継便
→「費用を抑えたい方」「日程と時間に余裕がある方」におすすめ
乗継便は、目的地に着くまでに飛行機の乗り換えが必要で、次のフライトまでの時間と手間がかかります。
直行便に比べて不便ですが、その代わりに、乗継便は安いです。
場合によっては、半額くらい料金が安くなります!
海外旅行の費用の中で一番節約できるのが航空券なので、購入するときは参考にしてください!
宿のグレードを考える
宿泊費は、国や地域、時期、滞在期間によって変動しますが、旅行の中でも大きな出費の一つです。
旅行費用の中で、二番目に節約できるのが宿泊費!
宿泊費を抑えるには、たとえば
- 複数人で滞在する場合、1~2泊は良いホテルに泊まり、残りの宿は少しグレードを下げたところに宿泊する。
- 一人旅であれば、ホステル(簡易ホテル)や、滞在費が無料のホームステイを探す。
ホームステイ先を探すなら、WorkawayやWWOOF、Worldpackersなどのサイトをはじめ、Couchsurfing Travel Appといったアプリを活用するのがおすすめです!
ちょっとした工夫で、かなり宿泊費を抑えられます。
せっかくの旅行ですので無理のない程度に節約しましょう!
宿を予約する際のポイントは、以下の記事で紹介しています。
現地のスーパーを活用する
海外旅行で食費を抑えるコツは、地元の市場やスーパーマーケットで買い物すること!
理想は、現地の市場やスーパーで買い物をして自炊することですが、なかなか難しいです。
ですがホテルで素泊まりし、朝食や昼食、夕食のどこかをスーパーで購入したものにするだけでも、大きく食費を抑えられます。
朝食付きのホテルを選んで、食費を節約する作戦もおすすめ!
また、出費がかかりがちなお土産にも効果的!
大切な人へのお土産や、上司へのお礼などは空港や、ギフトショップで購入するのが良いと思いますが、家族や友人、同僚などのお土産を現地の市場やスーパーで買うと、費用を抑えられます。
ラッピングは違いますが、中身はほとんど変わらないので上手に節約しましょう!
乗り放題の公共交通機関を使う
現地をお得に移動するには、バスや電車などの公共交通機関を使いましょう。
国や地域によっては、乗り放題券を発行している場所もあります。
実際、私がイタリアを一人旅した際は、RicaricaMiという電子カードを購入しました。
90分間乗り放題で、価格が2.2€(ユーロ)(記事執筆時点で約350円)だったので、2回以上地下鉄や路面電車(トラム)、バスに乗れば元がとれます。
このカードのおかげで、イタリアでの移動費を大幅に抑えられました。
▼イタリアを一人旅の様子はこちら
事前に調べておくと、お得に移動できます!
また大都市なら細かく路線網が整備されているので、目的地にアクセスしやすいです。
さらに、日本のSuicaのような交通系ICを発行している場所もあるので、乗るたびに切符を購入する手間を省けて便利!
トルコを一人旅した際は、交通系ICのイスタンブールカードを購入しました。
切符を買う手間を省いて、市内バスや電車、公共フェリーなどを利用できたので、とても便利でしたよ!
▼トルコ一人旅の様子はこちら
もし利用するのであれば、ぼったくり覚悟で乗車するか、Uberなどの配車サービスで事前支払いを済ませておきましょう。
自分の身は自分で守らなくてはならないので、できるだけトラブルは避けたいところ!
海外旅行の費用に関するQ&A
- Q海外旅行に最低どれくらい費用がかかるの?
- Aチェル
一人あたりの目安金額は、目的地や滞在日数、航空券、宿のグレード、食事の質などにもよりますが、たとえば東南アジアなら約20~30万円程度から計画可能です!上記の一覧を参考にしてください。もし、初めての海外旅行であれば不測の事態に備えて、少し余裕をもって予算を立てるのがおすすめです!
- Q現地での支払い方法は現金?カード?
- Aチェル
国や地域によって異なるため、カードと現金の両方を準備しておくのがベスト。券売機や屋台などは現金支払いが多い一方、スーパーや公共交通機関ではカード支払いが多いので、状況に応じて使い分けましょう!
- Q海外の屋外ATMは危険ですか?
- Aチェル
残念ながら危険な可能性が高いです。もちろん、安全な国はありますし、日本よりも犯罪率が低い国もあります。しかし、世界全体を考えると危険と言わざるを得ません。もしATMを利用する場合、夜間や人通りの少ない場所での利用は避け、明るく人目のある場所を選びましょう!
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