こんにちは、定職就かずのお気楽旅人、チェルです!
バックパッカーとして、世界を一人旅する中で感じたリアルな体験を皆さんにシェアしています。
バックパッカーや、一人旅で海外に行ってみたいけど不安……
という方の悩みを、少しでも解消できれば幸いです!
トルコから始まったバックパッカー生活。
トルコでの一人旅を終え、次に向かったのはギリシャの首都・アテネです。
この記事では、実際に訪れたときの感想とともに、現地の様子やおすすめスポット、そして遭遇したトラブルについて振り返ります。
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前回訪れた場所はこちら
ギリシャ・アテネを一人旅
アテネは、古代ギリシャ文明の中心地であり、約3,400年もの歴史を持つ世界で最も古い都市のひとつです。
豊かな歴史と文化が色濃く残る都市で、歴史的建造物や遺跡が数多く点在しています。
パルテノン神殿を含む古代の城塞であるアクロポリス、古代の市場跡・アゴラ、伝統的な建物や賑やかな街並みが楽しめるプラカ地区など、見どころが満載です。
アテネは単なる観光地としてだけでなく、過去と現在が交差する場所として、歴史好きにはたまらない街だと思います。
トルコからギリシャ・アテネへの旅程
トルコ・ヒエラポリス-パムッカレ→イズミル(バスで約5時間)→チェシュメ(電車とバスで約2時間)→ギリシャのキオス島(フェリーで約20分)→アテネ(飛行機で約1時間)
トルコのヒエラポリス-パムッカレを出発した筆者は、エーゲ海沿岸に位置する都市・イズミルへ。
その後、イズミルのチェシュメと、ギリシャのキオス島を経由してアテネへ向かいました。
当初、トルコのイズミルからギリシャのアテネに直接向かいたかったのですが、筆者が調べた限りでは直通のフェリーが存在しませんでした。
トルコとギリシャはどちらも長い歴史を持ち、時には緊張関係にありました。
両国は現在でもそこまで良好な関係ではなく、そのため直通の交通手段が少ないようです。
いろいろと移動手段を調べていたところ、チェシュメからエーゲ海を渡ってキオス島へ行くフェリーが出ていることを発見。
そのため、イズミルからアテネに向かうのに、キオス島を経由することにしました。
トルコ第三の都市・イズミル
イズミルは、トルコ第3の都市!
肌感は大阪のような雰囲気。
みんながワイワイしている感じで、イスタンブールよりも人は少ない印象でした。
物価も、イスタンブールよりも安い!
宿泊したホテルの近くは東京・秋葉原のような電気屋さんがたくさん並んでいました。
イズミルカード
イズミルに訪れた際は、必ずイズミルカードを作ってください。
イズミルでは公共交通機関を利用する際は、このカードがないと乗れません。
ちなみに、筆者は知らずにバスに乗車してしまいましたが、運転手さんが「今回はいいよ」と言ってくれたので、運転手さんの好意に甘えて、無料で乗車させていただきました。
※乗車時に、現金払いはできないのでご注意
イズミルカードは、大きな駅や空港、一部ショッピングモール付近の発券機で発行できます!
筆者は、宿泊する宿から最寄の駅(Izmir Basmane駅)で発行しました。
この駅での発行の際は、駅内の売店(左奥)で作れます。
価格は70TL(トルコリラ)(記事執筆時点で約300円)。
チェシュメに向かう際は、赤いピンが指しているところが地下鉄の入り口なので、そこから乗ってください!
Izmir Basmane駅からFahrettin Altay駅へ
赤いピンが指してあるところがバスターミナル!
ここでチケットを購入して、チェシュメまで向かいます。
※チケットは、バス乗り場近くの出店でのみ販売しているのでご注意!
チェシュメ
エーゲ海に面したイズミル県にある町・チェシュメは、ギリシャ文化の影響を受けているため街並みがとてもキレイです!
街は、何気なく散策しているだけで、映えスポットだらけなのでおすすめ!
チェシュメは、ギリシャとの国境に接している町です。
なので、エーゲ海を渡った向こう側はギリシャ!
肉眼で、ギリシャのキオス島が見えます。
ギリシャ・キオス島
チェシュメからギリシャのキオス島までは、フェリーで約20分。
価格は、1,250TL(記事執筆時点で約6,000円)くらい。
1日に数本運行しています!
出航時間の1時間前からチェックインできるので、混まないうちに入場しておいた方がいいです!
酔いやすい方は、酔い止めを持っておくと良いかもしれません。
今回キオス島は、アテネ行きの飛行機に乗るためだけに来たので、下船後すぐにタクシーでキオス空港に向かいました。
フェリー乗り場前に、タクシー乗り場がありますが、大変混み合います。
街に向かって約5分くらい歩けば大通りに出られるので、そこでタクシーを捕まえて乗るのがおすすめです!
ギリシャ・アテネの地へ
キオス空港から、アテネ国際空港までは約1時間!
あっという間にアテネに到着です。
荷物を持ち電車で宿まで向かいました。
空港駅は、空港出口を出て道を渡った先にある別の建物になるので、案内板をよく見ながら進んで下さい!
今回宿泊する宿の最寄駅は、Monastiraki(モナスティラキ)駅。
空港駅からMonastiraki駅までは9€(ユーロ)(記事執筆時点で約1,500円)でした。
所要時間は約1時間です。
このチケットを、改札にタッチすると進めます。
掲載している写真の奥に見えている丘の上に、あの有名な神殿があります!
アテネの一人旅で観光した場所
今回筆者がアテネの一人旅で観光した場所は、以下の通りです。
- アクロポリス・パルテノン神殿
- ゼウス神殿
- パナシナイコ・スタジアム
- アテネ国立庭園
それぞれの場所について振り返っていきます。
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アクロポリス・パルテノン神殿
Monastiraki駅から徒歩15分ほどでアクロポリスに到着!
開館時間は、朝8:00〜夜20:00まで。
訪れる際は、朝早いですが開園待ちすることを強くおすすめします。
アテネの超有名観光地なので、1日にたくさんの観光客が訪れます。
開園後数分で、かなり混雑するので早い時間帯に行かないとゆっくり見学したり、写真を撮ったりするのが難しいです。
なので、開園1時間前から待機。
入場券はホームページで事前購入できます(当日チケットブースでの購入も可能)。
大人は1人あたり20€(ユーロ)(記事執筆時点で約3,400円)です。
チケットは、日付時間指定ができるのであらかじめ買っておいて、当日は並ぶだけの状態にすると良いです。
8:00 ついに開園!
ゲートをくぐり道なりにまっすぐ進んでいくと、正面にパルテノン神殿がある丘が見えてきます!
丘に行くまでの道中には、小さな闘技場跡や、石像、建物跡などが点在。
しかし、とにかくパルテノン神殿を早く見たかったのでそれらは後回しにして最後に見学しました!
パルテノン神殿
朝日と相まって神秘的な輝き!
遥か昔から、この土地が神聖な場所として信仰されてきたことに、無意識に納得できた不思議な時間でした。
ここも、死ぬまでに一回は行きたかった場所だったので、天気の良い日に来られて本当によかった!
この存在感や景観は、早起きしてでも見る価値があります。
記事執筆時点で、入り口側は工事中で鉄骨が剥き出しになっているので、裏からの眺めのほうが良いです。
上まで登ると、アテネの街を一望できるのでそこもおすすめ!
またパルテノン神殿の下には、劇場跡が2つあるのでこちらも必見です!
なお、アクロポリス敷地内の、石畳はとても滑りやすいので観光する際は、靴底がしっかりしているものか、動きやすい靴で来ることをおすすめします!
滑ったり、つまづいたりしている人を何人も見かけました。
ゼウス神殿
アクロポリス周辺には、ほかにも有名観光スポットがあります。
1つは、ゼウス神殿です!
こちらも、記事執筆時点では工事中でした。
ギリシャ神話の最高神・ゼウスに捧げられた神殿で、アクロポリスの東側に位置します。
もともと104本の柱が並んでいたそうですが、現在は15本だけしか残っていません。
しかし、数千年前に作られた柱が、現代まで残っていることに驚きました。
ちなみに入場料を支払うと敷地内に入れますが、筆者はあまりおすすめしません。
なぜなら、外からの眺めだけで十分堪能できるからです。
掲載している写真は、敷地外から撮影したものです。
入場料を払って見学できるのは神殿跡のみなので、高い入場料を払ってまで入る必要はないと感じました。
パナシナイコ・スタジアム
もう1つは、パナシナイコ・スタジアム。
ここは、1896年に開催された第1回近代オリンピックの会場として知られています。
今年は、パリオリンピック2024が開催されるので、スポーツ好きの筆者は必ず訪れたかった場所です!
スタジアムは、白い大理石でできており非常に美しく、歴史の重みを感じさせます。
外観は無料で見ることができ、10€(記事執筆時点で約1,700円)を払えば入場して見学もできます。
個人的には、想像以上に大きく美しかったので、アクロポリスからも近くアテネの有名観光スポットなので、おすすめ!
アテネ国立庭園
最後は、アテネ国立庭園です。
アテネ中心部にある公園で、入場料は無料。
緑が豊かなリラックスできる環境で、整備された道を散歩したり、ベンチでゆったりしたりできます。
また広大な敷地内には、小さな動物園もあります。
アテネは、とても人が多い土地だと感じました。
そのため、人混みに疲れた方や、癒しが欲しい方はぜひ行ってみてください!
正直、アテネの街は汚いので、ここに来て筆者は癒されてました(数時間はいましたね……)。
アテネ一人旅で遭遇したトラブル
今回の一人旅は、順調なことばかりではありませんでした。
実は、イズミルとアテネで宿泊した宿で、トコジラミ(南京虫)の被害に遭ったのです。
イズミルには3泊しましたが、1泊目は特に問題ありませんでした。
しかし、1泊目の部屋のエアコンが効かなかったため、2泊目にルームチェンジをしたところ、トコジラミの被害に。
そこからアテネの宿まで悪夢が続きました。
アテネでは3泊する予定でしたが、あまりにも被害が酷く3泊目をキャンセルし、料金を返金してもらいました。
その夜は、宿を出たのが遅い時間だったため、空港で一夜を明かすことに。
しかし、全身の痒みが限界を超えて痺れてきたので、急遽空港の病院へ行きました(このとき、耳からつま先まで約100カ所以上ボツができていました)。
病院で事情を説明すると、点滴を打つことに……。
看護師さんに「こんな酷い状態は初めて見た」と言われ、写真を撮らせてほしいと頼まれました笑
【閲覧注意】画像をクリックすると、モザイクが消えます。
その後、おすすめの塗り薬を教えてもらい、少しずつ回復していきました!
治療が終わり、医療費の支払いに向かいましたが、海外保険に加入しているとはいえ、一体いくら請求されるのだろうとビクビクしながら金額を聞いたところ「日本人は無料だよ」と言われ、開いた口が塞がらなかったです。
ギリシャの医療制度は予想外に手厚く、日本人である筆者にも無料で治療を受けさせてくれました。
なぜ治療費が無料になったのか気になったので後日調べたところ、外務省のホームポージに次の記載がありました。
おそらく、こちらの内容が関係していると思われます。
ギリシャには国民皆保険制度があり、基本的に全てのギリシャ居住者に対して無料で公的医療が提供されています。(EU 市民と非EU市民に対しても、多国間または2国間協定に基づいて適用されます。つまり、ギリシャに居住する外国人も社会保険(Idrima Kinonikon Asfaliseon (IKA)やOAEE (Fund for Merchants, Manufacturers and Small Businessmen)など複数の社会保険機関が存在し、Ethnikos Foreas Kinonikon Asfaliseon(EFKA)が統括している)を支払っている限り、医療カード(E111)が支給され、入院を含む一般診療、眼科診療や歯科治療なども無料です。
世界の医療事情 ギリシャ | 外務省.2022-10.
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/greece.html.(引用2024-08-11)
まとめ
いかがだったでしょうか。
アテネでの一人旅は、歴史的な遺跡や美しい景色を楽しめました。
もちろん、予期せぬトラブルもありましたが、それもまた一人旅の醍醐味。
しかし、イズミルからアテネにかけて滞在していた約1週間が、今回の旅の中で一番きつかったです。
イズミルやアテネをもう少し観光したかったので、次回訪れるときには存分に観光したいと思います。
ギリシャの歴史と文化に触れながら、自分自身と向き合う素晴らしい経験となりました。
次回は、クロアチア編をお届けします。
ぜひお楽しみに!
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