こんにちは、定職就かずのお気楽旅人、チェルです!
「バックパッカーで海外に行ってみたいけど、不安がいっぱい……」
「初めての海外旅行、イメージがまったくわかない」
そんな思いを抱えている方に向けて、バックパッカーとして世界中を一人旅してきた筆者が、リアルな体験や感じたことをシェアしています。
トルコから始まったバックパッカー生活が、ついにイタリアの地へ。
今回、イタリアではヴェネツィアと、ミラノを観光しました。
この記事では、イタリアを一人旅で訪れた際に感じたことや、現地の様子、おすすめスポットやグルメについて振り返ります。
イタリアを一人旅する方にとって、役立つ情報を満載しているので、ぜひ参考にしてください!
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イタリア・ヴェネツィア、ミラノを一人旅
イタリアは、南ヨーロッパに位置し、地中海に突き出した半島と、周辺の島々からなる国です。
世界遺産の登録件数が世界で最も多く、古代遺跡や歴史的建造物、芸術作品などの文化遺産が今なお多く残っています。
また、ピザやパスタ、ワインなどの人気のイタリア料理や、美しい景観を誇るリゾート地、オペラ、クラシック音楽、絵画など様々な魅力があり、ヨーロッパの中でも旅行先として人気が高いです。
イタリアにはローマやフィレンツェ、ナポリなど有名な街がたくさんあり、それぞれ地方ごとに異なる魅力がありますが、今回の一人旅では、ヴェネツィアとミラノの2つの都市を観光しました。
水の都・ヴェネツィアの魅力
まず最初に訪れたのが、水の都・ヴェネツィア!
ヴェネツィアは、アドリア海のラグーンに浮かぶ118の小さな島々からなる海上都市で、「ヴェネツィアとその潟」として世界文化遺産に登録されています。
文化遺産の登録基準である、6項目すべてを満たす珍しい場所です。
「アドリア海の女王」の異名を持つヴェネツィアには、サン・マルコ寺院や、ドゥカーレ宮殿などたくさんの観光スポットがあります。
また島々が、約150を超える運河と橋で結ばれており、唯一無二で美しい景観を楽しめます!。
ファッションの都・ミラノの魅力
お次は、ミラノ!
イタリア北部にある大都市・ミラノは、イタリアの工業や商業の中心地でありながら、世界4大都市で行われるファッションショーの一つ「ミラノ・コレクション」が開催されるほどの、世界的なファッションの街として有名です。
この街には、ゴシック様式のドゥオーモや、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会など、魅力的な観光名所が数多くあります。
さらに、世界的名門サッカークラブのインテルと、ACミランの本拠地としても知られています。
水の都・ヴェネツィアの地へ
前回の旅先、クロアチア・プーラからイタリア・ヴェネツィアまでは、バンで約4時間半の移動でした。
運賃は61€(ユーロ)(記事執筆時で約10,000円)。
ヴェネツィアまでの最安値がバンだったので、初挑戦してみました!
出発から1時間くらいは満席で、すし詰め状態。
非常に狭く息苦しかったです……。
利用者の年齢層が高めで、平均乗車時間が短かったため、おそらく観光客は私だけだったと思います。
しかし、それ以降は、ほぼ貸切状態になり、一人で広々と快適に過ごすことができました!
道中には、何回かサービスエリアに寄ってくれたので、休憩したり店内を見て回れたりして楽しかったです!
ヴェネツィア本島への交通手段
ヴェネツィア本島へのアクセスは、車両(バイク、自転車含め)が侵入禁止のため、電車を利用しました。
宿泊した宿からの最寄りの駅は、Venice Mestre駅です。
駅の中に発券機があるので、ここでヴェネツィア行きのチケットを購入。
支払いは、カードと現金のどちらでも可能です。
※時間帯によっては、けっこう並ぶのでご注意(私はかなり並びました……)
片道約5分で、大人1人あたり2€(記事執筆時点で約340円)でした。
チケットを購入しましたが、改札口や駅員、QRコードを読み取る場所がなく、やむを得ず手に持ったまま乗車。
(見落とした可能性もありますが、ほかの人も同じように困っている様子でした)
電車が新しいためか、外国では珍しく車内がとてもキレイ!
各席には、コンセントとUSB差し込み口が完備されていて、どちらも使用できました!
私の経験上、海外では、備え付けのコンセントとUSB差し込み口は使える確率が50%くらいなので、あまり信用してないのですが、こちらでは問題なく使えました。
ヴェネツィア本島を観光
ヴェネツィア本島に到着!
駅を出る時も、特にチケットはチェックされませんでした。
出口を出ると、目の前に広がる絶景が!
たくさんの船が行き交い、とても活気に溢れていました!
すでに潮の香りが漂っていて、テンションが一気に上がりました♪
少し街に入ると「そう!これが見たかったやつ!!」と、さらにテンションアップ笑
街の中は、迷路のように入り組んでいて、駅の近くにいたたくさんの人々がどこへ行ったのだろうと思うほど、静かになっていました……。
しかし、そのおかげでゆっくりと写真を撮ったり、街を見渡したりできたのでラッキーでした!
ヴェネツィアは、どこを歩いてもどこを見ても美しい街並みが広がっていて、つい立ち止まってしまいます。
※スリの被害が多発しているそうなのでご注意
私は下調べをせず、気の向くまま地図を見ずに駅からヴェネツィア本島を周ってみました。
結果、約1時間半かかり、ほとんどさまよっていたようなものだったので、迷子と変わりませんでした笑
街のいたる所でゴンドラや、公共の船が出ているので、それらに乗って観光するのを強くおすすめします!
私は、カナル・グランデを沿うように歩いていき、リアルト橋を渡って北西部へ。
ヴェネツィアの北西部には病院や、地元の人々が住むマンションがあり、人通りがどんどん少なくなっていきました。
ヴェネツィアでは車両が使えないため、おそらく一家に一隻の船があるのだと思います。
写真に写っていない部分でも、船がびっしりと並んでいました。
北西部から南下すると、公園や広場が現れます。
さらに歩いていくと、サン・マルコ広場が見えてきました。
ヴェネツィアの中心的な広場で、「世界で最も美しい広場」とも言われています。
この広場には、サン・マルコ寺院や、ドゥカーレ宮などの観光スポットが集中しています。
大きな建物には、きめ細やかな彫刻が施されていて、とても素晴らしいです!
街中にいなかった人たちは、ここに集まっていたのかと思うほど、広場は多くの人々で賑わっていました。
この広場の周辺には、おしゃれなレストランやカフェ、お土産屋さん立ち並んでいます。
景観も美しく、魅力的!
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ファッションの都・ミラノへ
ヴェネツィアからミラノへは、FlixBusを利用して約3時間で移動しました。
料金は、22€(記事執筆時点で約3,700円)です。
Lampugnano Bus Stationに到着。
Lampugnano Bus Stationからミラノの中心街までは、地下鉄で乗り換えなしでスムーズに行けます。
このチケット1枚で、90分間、2.2€(記事執筆時点で約370円)で乗り放題です!
改札口にチケットをかざすだけで乗車できます。
ミラノの中心地であるドゥオーモまでは、地下鉄で16分ほど。
ミラノのおすすめ観光スポット
私が実際に訪れて感動したミラノの観光スポットを紹介します!
- ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
- サン・シーロ
それぞれの魅力を振り返っていきます。
ミラノ大聖堂(ドゥオーモ):圧倒的な存在感の大聖堂
ミラノ大聖堂は、Duomo駅を出たドゥオーモ広場にあります。
この大聖堂は、聖母マリアに捧げられた世界最大級のゴシック建築。
500年以上の歳月を費やして、1965年に完成したそうです。
とても大きく、ミラノのシンボルとして圧倒的な存在感を放っています!
ヨーロッパの大聖堂はどこも装飾や彫刻、大きさがすばらしいですが、ミラノ大聖堂もその例ではありません。
大理石で造られ、無数の彫刻や尖塔、柱が特徴。
特に最も高い中央尖塔には、黄金のマリア像が立っており、その繊細な彫刻が有名です。
また、内部ではミラノ出身のアーティストによるステンドグラスも楽しめます。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア:ミラノで楽しむショッピング
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアは、ドゥオーモ広場の北側にあるショッピングモール。
ディズニーランドの「ワールド・バザール」のモデルになったと言われている場所です。
イタリア王国の初代国王の名を冠したこの建造物は、八角形の建物にガラス張りの天井で覆われた2つのアーケードが交差する形をしています。
精緻な装飾が施された通りには、プラダ本店などの高級店からカジュアルなお店まで、さまざまなショップが並んでいます。
建物そのものも豪華で、いろんなところに目移りしてしまう……。
ショッピングモールとは思えない芸術的な美しさは、訪れるだけで満足できるほどです。
今回は何も買わなかったのですが、見るだけでも十分に楽しめました!
サン・シーロ:名門サッカークラブの聖地
サン・シーロは、ミラノにある世界的名門サッカークラブ・インテルと、ACミランのホームスタジアムの通称です!
正式名称は「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」。
違うチーム同士が、同じホームスタジアムを使うのは、なんだか不思議ですね。
Duomo駅からLotto駅へ行き、1回乗り換えてからSan Siro Stadio駅で下車。
地下鉄で約20分、駅から徒歩5分ほどでサン・シーロにつきます!
想像していたより、はるかに大きいスタジアム!
以前訪れた、イスタンブールのラムズ・パークよりも大きく、迫力を感じました。
「ここで試合を見たら、どんなに興奮するのかなぁ」と妄想。
試合が行われていない時期に訪れたので、観戦はできませんでしたが、スタジアムに漂う熱気を感じられました!
14番ゲートには、インテルとACミランのショップがあり、両チームのグッズが販売されています。
両チームのいろいろなグッズを見られてとても楽しかったです!
ミラノのおすすめグルメ
バックパッカーとしてイタリアを一人旅で訪れた際に、実際に食べておすすめだったミラノのグルメを紹介します。
- 日本人が経営する和食レストラン
- 本場で堪能する絶品ピザ
それぞれ振り返っていきます。
日本人が経営する和食レストラン「Zaza Ramen」
まず紹介するのは、ミラノの中心部に位置する、日本人が経営する和食レストラン「Zaza Ramen」。
イタリアに到着した時点で、日本を離れてからちょうど3週間が経っていました。
実は、私は料理の中で日本食が一番好きで、たった3週間しか経っていないのですが、日本食が恋しくてたまりませんでした……。
そんなとき、ミラノの街をブラブラしていると、日本人が経営する(←ここが超重要)日本食レストランを発見!
⚠️海外では、日本食もどきを提供するレストランが多いのでご注意
吸い込まれるように店内へ。
どうしてもお米が食べたかったので、親子丼を注文しました。
ふわふわの卵と、鶏肉の絶妙なバランスが最高で、おいしい!
脳みそと舌、体全体が共鳴するようにおいしさが全身に染み渡りました。
店員さんは日本人だったので、感動を伝えて共感してもらいました笑
さらに、食後におすすめされたメレンゲとベリーソースのデザートをいただきました。
こんなにおいしいメレンゲは初めて!
このおいしさと、大きさならば何個でも食べられそうです!
シェフはイタリア人でしたが、日本語で感謝の気持ちを伝えて大満足でお店を後にしました。
日本食が恋しくなった方は、ぜひ訪れてみてください!
本場で堪能する絶品ピザ
イタリアといえば、やはりピザ!
今回宿泊した宿の方におすすめを聞いたところ、近くにある「Ristorante Pizzeria Del Vento」というお店を紹介されました。
お店は公園の中にあり、道路からは見にくい立地です。
隠れ家的なお店にもかかわらず、店内はたくさんの人で賑わっていました!
私は、サラミがトッピングされているピザと、オリーブがトッピングされているピザを注文。
どちらも、顔くらいの大きさで7€(記事執筆時点で約1,100円)。
ヨーロッパでは珍しく、リーズナブルな価格。
オリーブがトッピングされているピザは、塩味が強く少し辛めでしたが、サラミがトッピングされているピザは塩加減、味、価格ともに大満足でした!
ミラノでおいしいピザを楽しみたい方には、こちらのお店がおすすめです!
イタリア一人旅でおすすめの宿「a&o Hostel Venezia Mestre」
イタリア滞在中に宿泊したのが、「a&o Hostel Venezia Mestre」!
ここは、ヨーロッパ各国に展開している大型ホテルです。
バックパッカー向けのドミトリータイプの部屋と、一般客用の客室の2タイプがあります。
私は、もちろん6人部屋のドミトリータイプに宿泊しました!
さすが大型ホテルなだけあって、部屋や水回りがとてもキレイで快適。
シャワーの水圧も強く、ヘアドライヤーも完備されていて大満足!
さらに、ホテル内にはコインランドリーがあり、洗濯問題も解決できます。
※支払いはクレジットカードのみ
アクセスも抜群で、最寄駅のVenice Mestre駅まで徒歩10分圏内。
バスステーションにもなっているので、長距離移動の際にも非常に便利です。
ホテル内にはバーがあり、そこでサッカーの試合を毎回リアルタイムで観戦できました。
入場料や、ファーストドリンクの制約もなく、自由に試合を楽しめます。
本場のサッカーファンはとても熱い人が多くて、一つ一つのプレーで一喜一憂していました。
私もその中の一人として、一緒に盛り上がりました!
価格も比較的安く、ヴェネツィア周辺を観光する際はぜひ!
ヴェネツィア以外でもかなりお世話になったおすすめのホテルです!
イタリア一人旅の感想
いかがだったでしょうか。
今回のイタリア一人旅は、久しぶりにトラブルもなく、楽しく充実した旅になりました。
美しい景色や、美味しいグルメ、キレイな宿など大満足!
イタリアには、まだまだ魅力があるのでまたいつか散策したいです。
次回は、死ぬまでに1度は絶対見たいと思っていたアルプス山脈があるスイス。
バックパッカー生活はまだまだ続きます。
ぜひ次の記事も楽しんでください!
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