ブルガリアとルーマニアで、ヨーロッパの国家間での自由往来を可能とするシェンゲン協定参加国間の陸路での国境審査が、2025年1月1日から撤廃されました。
シェンゲン協定は、ヨーロッパの国家間で国境検査なしで国境を越えることを許可する協定で、1985年にルクセンブルクとベルギー、オランダ、フランス、西ドイツの5カ国間で締結。現在では、アイルランドとキプロスを除くEU加盟国および、アイスランドとリヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスの計29カ国が参加しており、4億人以上が参加国内を自由に往来できます。
ブルガリアとルーマニアにおいては、2024年3月に空路と海路の国境制限を廃止していましたが、陸路の国境の制限解除は先送りにされていました。
今回の発表で、ハンガリーの内務大臣は、「ブルガリアとルーマニアをシェンゲン協定加盟国として迎える歴史的な瞬間です。この一歩は、ブルガリアとルーマニアの市民だけでなく、EU全体にも利益をもたらすものです」とコメントしました。
コメント