中国外務省はこのほど、日本人向け短期ビザの免除を、11月30日から再開する方針を明らかにしました。期限は2025年末までで、ビザなしの滞在期間は30日に延長されます。
今回の発表によると、11月30日から日本を含む9カ国に対して、ビジネスや観光などの目的による短期ビザなしの渡航が可能になります。あわせて、ビザなしで滞在できる期間は、従来の15日以内から、30日以内に延長されるとのこと。
これまで中国では、日本向け短期ビザを免除していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い停止。2023年以降、コロナ禍で停止していたビザ免除措置をヨーロッパや東南アジアなど、一部の国で再開していました。そして今回、新たに日本を含む9カ国が対象国に追加される形となりました。日本人に対するビザ免除は、約4年8か月ぶり。
今回の措置は、2024年11月30日から2025年末まで適用される予定です。
なお、中国外務省の毛寧報道官は25日の記者会見にて、日本人向け短期ビザ免除の再開について、「日本がわれわれと共に両国間の人的交流促進を強化することを望んでいる」と述べており、中国側は日本政府に対して、訪日ビザ取得の条件緩和など何らかの措置を求めていくとみられます。
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