金融企業大手、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルはこのほど、ホリデーシーズンの消費傾向に関する意識調査 「American Express Global Trendex – Holiday Seasons」を発表。その調査によると、日本のZ世代はホリデーシーズンにおける旅行意欲が強い傾向にあることが明らかとなりました。
この調査は、2024年6月21日から7月17日にかけて、日本やアメリカ、イギリスなど、世界13の国や地域で、世帯年収が5万ドル以上、年に1回以上旅行をする成人(米国:約2,000人、香港:約500人、日本を含めたその他の国:約1,000人ずつ)を対象に行われました。なお世代ごとの生年区分は、Z世代(1997-2012)、ミレニアル世代(1981-1996)、X世代(1965-1980)、ベビーブーマー世代(1946-1964)。
調査の結果、「年末年始のホリデーシーズンに旅行する予定はありますか?」と質問すると、日本の回答者の63%が「予定している」と回答。世代別でみると、Z世代とミレニアル世代がそれぞれ74%となり、特にZ世代では「予定があり、すでに予約している」と回答した割合は33%と、日本の回答者の全体平均の18%を大きく上回る結果となりました。
旅行先については、日本の回答者のうち90%が「国内」と回答しており、世界13の国や地域の平均(69%)と比較しても高い割合を示しています。
また「旅行費の節約方法」に関する質問では、「海外旅行ではなく国内旅行にする(75%)」という回答が最も多く、次いで「ピーク時を外して(平日等に)旅行する(66%)」、「旅行向けクレジットカードの特典や航空会社のマイル/ロイヤルティポイントを利用する(54%)」が続きました。
このほか、ホリデーシーズンのギフトについて、誰にどの程度の額のギフトやプレゼントを贈るか質問したところ、日本では「自分自身へのギフト」に最も多くの金額が費やされ、その平均額は27,461円にのぼります。
「自分自身へのギフト」の内容としては、「アクセサリー(38%)」が最も人気で、「衣類(37%)」と「旅行(37%)」がそれぞれ続きます。
同社は「一年の締めくくりや、新しく始まる一年に向けて、自分へのご褒美消費の意欲が高まっていることがうかがえる」と分析しています。
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